歳を取ってから気づいた事

40代半ばになり、人づきあいが苦手な中にも、仕事が接客業だったり地域の当番にあたったりで、徐々に「人となにげない会話をする」という事に慣れてきました。

歳を取ってある程度、心が穏やかになった自分がいるのかは不明ですが、最近は自ら知らない通りすがりの人と自宅近くですれ違うと挨拶をしたりします。


若い頃の私はそんな事に意味も感じておらず、できれば避けたい一心でした。話すことも苦手でしたので極力会話もしたくないという閉鎖的な感じです。


しかし、こうして歳を取って、色々な人に明るく挨拶や笑顔、なにげない会話をする事で、そこから広がるものがあり、自然と人が私に集まってきてくれるようになりました。


歳を取ってから気づいた事は、自分自ら前向きに接してくことで、そこから人の輪が色々な方向へと広がり、自分に良い出来事として帰ってくる事でした。


帰ってくることはとても些細な事です。私からでなくても相手から声をかけてくれるようになったり、育てた野菜などを差し入れしてくれたり、それらに対しても私から相手になんらかで返すという関係性が、深すぎず、されど繋がっているという心地よさがありました。


そうしていくうちに、私自身も昔より穏やかな心になってきたと実感しています。